帰国子女枠入試の受験資格・条件をご存知ですか?

帰国子女枠入試の受験資格・条件についてご案内します。
     
各学校によって細かい内容は異なりますが、以下の条件を満たせば、帰国子女枠入試を実施する、ほとんどの学校の受験資格が得られます。
 
※ 以下は日本人学校に通う生徒に適用されます。

  1. 受験時までに、義務教育課程修了している、または修了見込みであること
  2. 海外から受験する場合は、受験時までに海外在住年数が2年以上あること
  3. 日本で受験する場合は、海外在住年数が2年以上あり、帰国してから受験時までが1年以内であること

   
ポイントは、「受験時までに海外で2年以上暮らしたかどうか」にあります。
最近は海外在住期間が1年以上あれば、帰国子女として認定してくれる学校も増えてきました。
しかし伝統校や、大学付属校のほとんどは、2年の滞在を要求します。
帰国子女枠入試資格は非常に有力ですので、何としてでも2年は海外に留まりましょう。
また、「海外在住歴2年以上」の定義は、学校によって異なります。
たとえば私立校は、1学期の始業式の日から、3学期の終業式の日までを1年と考えてくれる場合が多いです。

滞在期間が2年に若干満たない場合でも、相談に応じてくれる場合があるそうです。
一方、365日をもって1年と厳密に定める公立校もあります。
お帰りになる地域の帰国子女枠入試資格の認定条件を、確認しておいてくだい。

帰国子女の定義

帰国子女とは(最近では帰国生ともいう)保護者の海外赴任など、本人の意思以外の止むを得ない理由により、国外での長期滞在生活を経て帰国した小学校の入学前後から大学の入学前後までの年齢にある帰国生のことです。

大学によって帰国子女の受け入れ条件は異なりますが、、自らもしくは保護者の意思で現地の学校に進学した場合、それが学生時代であろうと、何年滞在しようと「帰国生」ではなく「留学生」として扱われると言われています。しかし、最近では帰国子女の受け入れを行っている学校の中で、留学生を帰国生の対象にしている学校もあるので、前もって確認しておきましょう。

帰国子女の教育

最近、急速に国際化が広まり海外で活躍する日本人が増えているため、海外で生活している日本人が急増しています。親が海外に子供を連れて行き、現地の学校もしくは現地にある日本人学校(または、インターナショナルスクール)に通わせ、帰国子女として日本の高校、大学へ通わせるという例も少なくありません。

都市圏では、学校で「帰国子女教育学級設置校」や「国際理解教育推進校」などが設けられているクラスもあります。しかし、決してどの学校も帰国子女としての入学、編入、進学できるとは限らないので前もって調べましょう。

また帰国生入学試験は、あくまでも日本の教育制度とは異なる教育を受け、日本の教育を受けている受験生が受ける一般入試に対応することが困難である事を考慮した上での入学試験なので、海外での滞在歴が長いからといって必ずしも受かるとは限りません。前もって帰国生徒の為にある予備校などに通ったりすることをお勧め致します。

一般入試ではなく、帰国子女もしくは帰国生の特別入試で受験される場合、海外での滞在期間と帰国後の期間、通学していた学校や海外滞在の理由などによっての認定条件が大学によって変わっていきます。

帰国子女としての準備

帰国子女枠で受験する為に、出願書類というものが必要になります。
学校によって提出物が異なりますので、志望学校のホームページをご参照ください。


【提出書類の一般例】
◇ 入学願書
◇ 入学志願書
◇ 写真
◇ 最終出身学校の卒業証明書
◇ 最終出身学校の成績証明書
◇外国教育課程の在籍証明書
◇ 健康診断書*
◇ 英語能力試験 SAT、TOEFL、TOEIC、ACT、IELTS等(*)
* 大学によって有無があります。

帰国子女|教育情報・大学情報

帰国子女入学受入可能な人気大学一覧
東京大学 / 慶応義塾大学 / 早稲田大学 / 上智大学 / 明治大学 / 法政大学 
ICU 国際基督教大学 / 青山学院大学 / 東京外国語大学 ※順不同、一例です。