Nz情報♪NZ教育について!プライマリースクール(小学校)から大学まで!

ニュージーランドの教育

通常は5歳になるとPrimary School プライマリースクール(小学校)に入学します。10歳までの6年間、Year 1 からYear 6 までプライマリースクールに通った後、11歳からIntermidiate School インターミディエイトスクールで、Year 7、Year 8 に在籍し、13歳から18歳の、Year 9 からYear 13 までHigh School ハイスクールで就学します。

あるいは、インターミディエイトスクールに進学せずに、すぐに上級の学校に進む場合もあります。その場合は、College カレッジと称する学校が、11歳から18歳まで、Year 7 からYear 13 までの生徒を受け入れています。ハイスクールとカレッジを合わせて、Secondary Schools (セカンダリースクール)といいます。

日本と異なるのは、5歳になった誕生日から小学校に入学できることです。

小中高校の新学年は、通常2月の初めから始まります。日 本のように入学式があるわけではなく、小学校は5歳の誕生日を迎えた子が学年の途中から随時入学します。誕生日が遅い子は、ひとつ下の学年から始めてもい いし、よくできる子は飛び級してもかまいません。様子をみながら臨機応変に対応できるようです。

従って、ニュージーランドでは、日本よりも年齢と学年がきっちりと対応していない学生も多く、また、学年と修学レベルが対応していない学生もいます。学年や修学レベルに関しては、どちらかと言えば日本よりも柔軟な制度運営となっています。

スクールターム!

ニュージーランドの学校は、通常2月初旬に始まり12月中旬に終了する4学期制です!

12月に学年が終わると約1ヵ月半の夏休みに入り、夏休み明けが新学年のスタートです!

参考までに学校のスクールタームは例年おおよそ以下の通りです。第一学期と第二学期の間の秋休みは、イースター(復活祭)ホリデーの日程により、その年によって変ることがあります。

    第一学期 01月下旬~04月上旬
    第二学期 04月下旬~06月下旬
    第三学期 07月中旬~09月下旬
    第四学期 10月中旬~12月中旬

NZQA⇒New Zealand Qualifications Authority

NZQAとは、New Zealand Qualifications Authority の略(国立審査局)


ニュージーランド国内の学校で取得できる資格の認定をおこなったり、海外で取得した資格や学歴などをニュージーランドの資格にあてはめて認定したり、ニュージーランド資格をつかさどるところです。

ニュージーランドで取得した資格は国際的に認知されており、ニュージーランドの教育制度は国際的に高く評価されています。

大学 University(すべて国立 8校)

各大学のレベルの差はほとんどありませんがそれぞれ得意とする分野を持ち、その学校ならではの特色があります。日本の大学と違い、通常3年間で学士号を取得でき、1年目からすぐに専門分野の勉強が始まります。課題に即した研究や実験、ディスカッション、実地調査が中心。

2学期制(ヴィクトリア大学のみ3学期制)で、2月末にスタートし11月末に修了、11~2月までは夏休み。学期ごとに入学できる学校もありますが大半は2月からの入学です。入学にはIELTS6.0以上、TOEFL550以上の英語力と、大学準備コース課程を修了していることが条件。

入学時期

新学期の2月初旬と、2学期目がスタートする6月または7月の年2回。大学は2月入学が一般的ですが、ファウンデーションコースやポリテクニックなどの専門学校では、6~7月の入学でも受入れているところが多くあります。


■The University of Auckland オークランド大学 (オークランド)
 オークランド市内に位置する大学。学生数は国立大学8校の中でも最大。工学が世界的に有名。建築、設計、  芸術など。

■ Auckland University of Technology(AUT) オークランド工科大学 (オークランド)
 ニュージーランドで1番新しい大学。オークランド市内とノースショアにキャンパスがあり。工学、 コン     ピュータ、ビジネスなど。
■The University of Waikato ワイカト大学 (ハミルトン)学生の4分の1が25歳以上、半数以上は女性と いう特徴的な大学。マオリ族出身者も多い。地域文化、歴史、  太平洋学など。

■Massey University マッセイ大学 (オークランド/ウェリントン/パーマストンノース)
ニュージーランド最大規模の大学。獣医学は特に有名。航空学、農業、園芸など。

■Victoria University of Wellington ビクトリア大学 (ウェリントン)
市内に4つのキャンパスを持つ総合大学。建築、法学、行政、社会福祉など。
■University of Canterbury カンタベリー大学 (クライストチャーチ) ニュージーランドで2番目に古い大学。国内で唯一、森林学を専門的に学べる機関あり。工学、美術、林業、   法学、音楽など。

■Lincoln University リンカーン大学 (リンカーン)  農業、園芸の研究で歴史ある大学。全ての学科で人数制をとっている。ワイン醸造科は有名。

■University of Otago オタゴ大学 (ダニーデン)
 ニュージーランドで1番古い大学。医学、歯科学、薬学、物理療法、体育など。

ポリテクニック/専門学校

ポリテクニックと呼ばれる国立の専門学校と、私立の専門学校の2種類があります。ポリテクニックからは大学に編入することもでききるため、留学生にも人気 が高いです。ポリテクニックではニュージーランドの官公庁や一般企業と密接な連帯をとり、あらゆる分野の職業に関する専門知識と応用技術を身につける教育 を実施しています。ほとんどが2学期制で、願書はコース開始直前まで受付けています。入学時期は2月初旬。7月初旬からの入学を認めている学校もありま す。入学にはIELTS6.0以上、TOEFL550以上の英語力が必要。

私立の場合は、入学条件や期間に基準がないところが多く、NZQA(国立資格審査局)に認定されている学校の方が信頼がおけるでしょう。

ポリテクニックと私立の専門学校

ポリテクニックの入学は、コースにもよりますが、主に2月と7月の2回、あるいは2月の1回。

  • ワイアリキ・インスティチュート・オブ・テクノロジー(ロトルア)
  • ベイオブプレンティ・ポリテクニック(タウランガ)
  • クライストチャーチ・インスティチュート・オブ・テクノロジー(クライストチャーチ)
  • クラウン・インスティチュート・オブ・スタディズ(オークランド)
  • ニュージーランド・マネージメント・オブ・スタディーズ(NZMA)(オークランド)

ファウンデーションコース(大学進学準備コース)

日本の高校や短大を卒業後に、ニュージーランドへの大学へ進学するには、まずファウンデーションコースと呼ばれる大学進学準備コースを履修する必要があります。すべての大学で、進学を希望する留学生のためにこのコースを設けています。開講期間は通常1年だが、半年ほどの短期コースもあります。

英語はもちろん、専門分野に関連する科目や、授業で必要とされる専門用語のガイダンス、ディスカッションやコミュニケーションの取り方、研究・分析の方法などのスキルを学び、コース修了後は大学だけではなくポリテクニックへ進学することもできます。
入学にはIELTS5.5以上、TOEFL520以上の英語力が必要。

願書の締め切り

2月入学予定の場合、前年9月までには必要な英語のスコアとを確保しておくこと。3ヶ月前くらいに願書の受付けを締め切る学校が多いですが、各学校によって違うので早めに確認しておくことが必要。

なぜニュージーランドで学ぶのか?利点は?

ポリテクニックや専門学校で得られる資格は、NZQA(New Zealand Qualifications Authority) という国の資格認定機関によって、レベルと習得内容が細かく決められています。従って、どの学校を出たかということではなく、取得した資格が純粋に社会で評価されることになります。
ニュージーランドのポリテクニック(国立の専門学校)や私立の専門学校を卒業すると、ほとんどのコースでは、国家試験などを受けなくても、国が認めた資格を卒業と同時に取得することができます。また、ニュージーランドの国家資格は、ニュージーランド国内ばかりではなく、オーストラリアやイギリスなどでも認められている資格です。物価のことも考えると円対NZ$というレートもとても重要だと思います。さて、NZと思ったら…